うぃろぅです。
e-ラーニングシリーズです。サクサク進めましょう。
今日のテーマ
ビジネスシーンにおける論理的思考力向上
定義
論理的思考を、「物事を深く・俊敏に考え、わかりやすく伝えるために、体系的に筋道を立てて考えること」と定義する。
例
風桶理論、なんて言いかたをすることがある。
風が吹く → 砂が舞う → 盲目の人が増える → 三味線の売上げが上がる → 三味線の製造が増える → 三味線は猫の皮を使うため猫が減る → ねずみが増える → 桶がかじられる頻度が上がる → 桶屋が儲かる
筋道は立っている。現実的かどうかはさておくとして。
ただこれでは全体像が見えてこないため、筋道を立てて考えつつ全体像を把握することも重要となってくる。
メリット
- 自分自身の思考をチェックできる
自分の考えの見通しを持つことで相手に正しく伝えることが可能となる。
もう何点か出てきそうではあるが。
スキル
基礎 / 土台
- 倫理的思考 / 表現ツールの知識
- コミュ力
- プレゼン力
応用 / 実践
- 問題発見力
- 分析力
- 情報収集力
やっぱりコミュ力は何においても必須なんだなあ。険しい。
論理的思考法
- 帰納法
n
が満たすならn + 1
も…というアレ。ボトムアップ。 - 演繹法
結果ありき。普遍的な論拠から結果を導く。 トップダウン。 - MECE
ミーシーと読むらしい。網羅的に考えることで思考の漏れ、抜けを防止する。
帰納法
- バナナの味は?
バナナは果物らしい → 果物といえばりんごやみかん → りんご、みかんは甘い → 甘いんじゃないか
みたいな。
AならばB
、BならばC
、よってAならばC
、のような感じ。大体こういう論法は人をだまくらかすために使われがち。
帰納法に用いるデータの有用性をしっかりと証明できなければ詭弁にしかならないため、注意が必要となる。
ロジックとしては複数のデータから仮説を立て、結論を導き出すというもの。それ自体は有効。
演繹法
論拠ありきの考え方。
例えば「力士は男性しかなれない」というルールがあったとする。
なんてったって土俵にも男性しか上がれないもんね。他意はない。
ここで、「Aさんは力士である」という情報を得た場合、「Aさんは男性である」と推測することができる。
こちらの思考にも限界はあり、論拠が不適切であったり、有効でなかったりした場合成り立たなくなる。
論拠の有効性
- 一般的に認められている理論
- 普遍的な事柄
- 公理 / 定理
- 業界の常識
こういった論拠がなければ危うい理論となる。
MECE
- Mutually: 互いに
- Exclusive: 排除的で
- Collectively: 集めると
- Exhaustive: すべてをつくす
漏れなく、ダブりなく考える。
例
MECEな例
- 自動車を排気量別で分類する
- 人間を年齢で分類する
数字で分けると網羅的。
MECEでない例
- 映画をジャンルで分類
- 自動車を車種で分類
漏れやダブりが存在する可能性がある。
留意点
- 分類を細かくしすぎない
100円区切りにしちゃうとか - 「その他」を大きくしすぎない
「哺乳類」「爬虫類」「その他」みたいな
MECEにするために
5W1H、とか3Cとかのようにあらかじめ決めてある枠組みで考えると実現しやすい。
表現ツール
- ロジックツリー
- ピラミッドストラクチャー
- イシューツリー
ロジックツリー
ある物事をロジックによってツリー状に展開する。
見た目は樹形図のようになる。
なぜなぜ分析はロジックツリーの例のひとつ。
「根本原因」「直接原因」「すり抜け原因」もそれに近いような気がする。
これにより、因果関係を明確にできる。
ツリーの型
- Whyツリー
なぜなぜ。因果関係が正しいかに留意する必要がある。 - Howツリー
どうしたらどうしたら。
会社をやめるにはどうしたら → 退職願を出す までの流れを考えるみたいな。他意はないよ。
ピラミッドストラクチャー
論理的主張とその理由を構造的に表現するツール。
複数のデータから論拠を導き出す、帰納法の応用といったところ。
イシューツリー
「○○すべきか?」を構造化して考える。
ツリーが平行線になりやすいため、追加 / 修正は細かく行う必要がある。
論理的に相手を説得する
方法
- 信頼関係構築
- 話を聴く
- 論理的に話す
- 効果的な質問をする
- 詭弁に注意する
だいたい読んだまま。
信頼関係構築
- 心身の健康管理
- 身だしなみ
- 相手への配慮
言葉でのやりとりは全体の35%程度とされていて、残りの65%は言葉以外、態度や言葉遣い等に因るところが大きい。
話を聴く
これができない人がtwitterには本当に多いように見える。あえてそうしているのかもしれないけれどね。
- 相手を尊重
- 先入観を持たない
- 共感しつつ反応する
話を聴くのは割とする方。「これはこの人にはあの人が話してないよな」って考えながら会話するの、頭は使うがとても楽しい。言わないと信じて秘密を共有してくれている人には全力で応えるのが義務だよね。
論理的に話す
因果関係がしっかりしていて、反応を見ながら段階的に話すのが大事。
- 構成
理解しやすい構成で話す。結論から話すのがよくある。 - 表現
あいまいな表現を避ける。あえて言い切ってしまうことも時には重要となる。
「レビューお願いします」「完璧??」「完璧です!!」とすることで相手も「よっしゃホントに完璧か見たるわ」と乗り気になってくれる。
効果的な質問をする
質問の目的
- 自分が納得するため
- 相手にわかってもらうため
- 自分の伝えたい意思、意図を明確にするため
自分の意図が伝わっているか確認するため
拡大質問 / 特定質問
「どの声優が好き?」「花澤香菜さんが好き?」等。- 否定質問 / 肯定質問
「このイベントこないの?」「頑張ってこのイベこれない?」等。 - 過去質問 / 未来質問
「なぜ?」「どうしようか?」等。
詭弁に注意する
詐欺師の手法。twitterでたまに見る怪しげなサイト、楽しい。
実は人間の100%は人間なんです!!!みたいなやつ。
論理の飛躍は注意しておかないとしてしまう恐れはある。
効果的に反論する
- 相手の主張を理解して
- 妥当性を確認する
を繰り返すことでほつれている論理がないか、ごまかしている箇所がないかを精査すると良い。自分としてはフローチャートレビューをするときに割と考えることが多い。
まとめ
論理的に考え、信頼関係を大事にコミュニケーションをとろうね。ってことなんだと思う。
ではまた。