うぃろぅです。
前回の記事の続き。
これまでのあらすじ
ASUSの2in1PCにDebianを落としたまではいいが、まずもって画面の向きから違う。
無線LANも機能していない。きょうび特別な理由(開発環境とかそういうの)もなく通信できないPCなんてPCじゃない。
なんとかしていきましょう。
やったこと
なおしてばっかりじゃないか!!
嘆いても仕方ないので順番に。
文字化けをなおす
例えばsudo
コマンドをつけ忘れてiwconfig
と入力したとして、本来なら
$ iwconfig
-bash: iwconfig: command not found
と表示されるはずが
$ iwconfig -bash: iwconfig: ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
こうなる。
まず最初にこれをなんとかしないことにはどうしようもないのでなおす。
以下を入力。
$ sudo vi /etc/bash.bashrc
bash.bashrc
の末尾に以下を追記。
case $TERM in linux) LANG=C ;; *) LANG=ja_JP.UTF-8 ;; esac
設定を反映する。
$ source /etc/bash.bashrc
調べた感じ丸覚えで良さそう。
画面の向きをなおす
以下を参考にした。
設定ファイルを編集。
$ sudo vi /etc/default/grub
# この部分を GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet" ↓ # こうする GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="fbcon=rotate:1"
設定を反映する。
$sudo update-grub2
これで再起動すれば起動時以外縦画面になった。
ちなみに元記事の真似っこをしてfbcon=ratate:3
とすると画面がひっくり返った。
頭おかしなるで…。(完全に自業自得)
無線LANのドライバをインストールする
サクサクいこう。
リポジトリ更新
まずはリポジトリソースを修正してnon-freeリポジトリを使えるようにする。
$ sudo nano /etc/apt/sources.list
以下のように編集。
※firmware-9.6.0-amd64-netinst.iso
を使ってインストールした場合最初からこうなっているかもしれない。
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch main contrib non-free deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch main contrib non-free deb http://security.debian.org/ stretch/updates main contrib non-free deb-src http://security.debian.org/ stretch/updates main contrib non-free # wheezy-updates, previously known as 'volatile' deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch-updates main contrib non-free deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch-updates main contrib non-free #Deb-Multimedia Repositoy deb http://www.deb-multimedia.org stretch main non-free deb-src http://www.deb-multimedia.org stretch main non-free
更新する。
$ sudo apt-get update
無線LANのドライバを調べる
以下を叩く。
$ lspci | grep Network
私の場合は以下のように表示された。
01:00.0 Network controller: Qualcomm Atheros QCA9377 802.11ac Wireless Network Adapter (rev31)
QCA9377 Debian
で検索すると、どうやらfirmware-atheros
をインストールしたら良さそうなことがわかる。
https://packages.debian.org/stretch/firmware-atheros
インストールする。
$ sudo apt-get install firmware-atheros
リポジトリにnon-free
を追記しているため成功するはず。
これで無線LANに接続する準備が整った。
無線LANに接続する
調べたら結構たくさん見つかってどれをやればいいやらとなる。というかなった。
自分ができた方法を載せる。
手順は大まかに2つで、
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
に接続先の設定を記載/etc/network/interfaces
にインターフェースの設定を記載
で接続できた。
接続先設定
認証方式やら暗号方式はルータによって異なるためここでは解説しない。
接続先のSSIDを[foo]、パスワードを[bar]とした場合。 ※自宅のルータの暗号方式がWPA2-PSKだったため、それで設定を進める。
以下のコマンドを実行。
$ sudo wpa_passphrase "foo" "bar" > /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf $ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
を以下のように編集。
network={ ssid="foo" proto=RSN key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP #psk="bar" psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx(wpa_passphraseで生成される文字列)
#psk="bar"
の部分は接続できることを確認できたら削除しておく。
インターフェース設定
IPアドレスは固定値の192.168.1.222
にする。
/etc/network/interfaces
を以下のように編集
. . # The primary network interface auto wlp1s0 iface wlp1s0 inet static address 192.168.1.222 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.1 wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf . .
これでOKのはず。
sudo ifdown wlp1s0
を叩いてからsudo ifup wlp1s0
を叩けば接続できる。
今回はこの辺で。
あとやることったらSSHの設定とかサスペンドの無効とかだろうか。
ぼちぼちそれもやっていく。
画面が正しくなっているってだけでだいぶ嬉しい。
ではまた。