うぃろぅです。
「天気の子」観てきました。
覚えているうちに色々書こうと思います。
とりとめはきっとないです。
※ネタバレあります。
このシーンを見て「少女は、空に落ちる」というキャッチコピーを思い出しました。
GRAVITY DAZE、面白いので未プレイの方はこの機会にぜひ。
きっかけ
私はあまり映画を観に行かないタイプです。
行くのは舞台挨拶くらい。なのでこの作品も「レンタル開始したら観ればいいかなー」と考えていました。
ではなぜ観にいったのか。
- TLの花澤勢が「香菜ちゃん出てたー」と言っていたので興味を持った
- TLの有識者(映画オタク)が「面白かった」と言っていた
等ありますが一番大きかったのが多分これです。
[https://twitter.com/vviilloovv/status/1154018563310493696:embed#PS2版天気の子を俺たちは遊んだことが有る気がしてならないんだ。 - セラミックロケッツ! https://t.co/eJrUEPl9IW この記事読むためだけに観に行った説、実はあります]
ジョーク記事なのですが、こんなに面白そうなジョークを楽しむためには観なきゃと。
楽しそうなことは全力で享受していきましょう。
何を観にいったか
私は声優オタクなので花澤香菜さんの出演シーンを観に行きました。
そうしたら「カナ」役で花澤香菜さん、「アヤネ」役で佐倉綾音さんが出演されていたから普通に笑っちゃいました。
花澤香菜さんの出演シーンとしては「カナ」役だけかな、と思っていたのですがどうやら「キュアブラックのコスプレをしている人」もそうだったんじゃないか、とのことらしい。
私は気付かなかったので何人かの意見を聞いてみたいところ。
佐倉綾音さんの出演シーンは
- 「アヤネ」役
- 「都市伝説(晴れ女だったと思う)の取材でファミレスで話した女性」
- 「花嫁(式場を晴れにして欲しい、みたいな依頼をしていた女性)」役
- ラブホ行く前の電車で「どうしよう帰れないよ」みたいなことを言っていた女性
だったかな、と記憶しています。本当に何を観にいっているのだろうね。
観終わって
観終わって最初に私が言った言葉は
「絶対佐倉香菜でしょ」
でした。佐倉綾音さんが「花澤綾音」なのだから花澤香菜さんは「佐倉香菜」です。
佐倉綾音さんは花澤香菜さん大好き勢なので多分このシーン無限にニヤニヤしていたと思います。「花澤綾音」は違和感があまりないのに「佐倉香菜」は違和感があるのは何でなのでしょうね。個人の感想ですが。
次に思ったのが
「新海誠、媚びたな~~~~~~」
でした。
3年間の雨に沈んだ東京を映してエンドロール、でも満足できる作品だと思ったんですよ。
それを納得できそうな締めにつなげたり。でも3年後も祈っている陽菜ちゃんは可愛かったです。
宮水三葉の顔をなかなか映さなかったり、立花瀧がちょい役とは思えない存在感を発揮していたり。神木くんは本気で2次元の存在になろうとしている気配がすごい。
作品としては、「君の名は。」と比較しても登場人物の行動に納得しやすかったため、すんなりと流れを追っていくことができたと感じています。警察絡みのシーンはうーんともなりましたが。
後は佐倉綾音さんの出演シーンを忘れないように小声で「都市伝説の花嫁…あと電車…」とかつぶやいていました。絶対近づきたくない。
見えないものを見ようとして
この作品、観た人に任せる部分が非常に大きいように感じました。
「佐倉香菜」もそうですし、「エロゲ版 天気の子」もそう。
「選択肢」が見えるんですよね。帆高が何を選ぶのか、見ている私なら何を選ぶのか。
え?見えない?
それでいいと思います。
かつてノベルゲームが大流行していたころ、その類のゲーム(主にエロゲ)を嗜んでいた人たちはゲームであった演出を幻視します。
RADWIMPS早回しには「既読スキップ」を幻視して、ラブホにある軽食の自販機の隣には大人のおもちゃの自販機があって、その自販機でひと悶着がある様を幻視する。多分CG回収用の選択肢があります。
寝る前に「凪にばれない様にエッチするシーンがある」なんてことも幻視してしまうわけです。
これ本当にいくらでも見えてくるのでここまでにしておきます。幻視する速度に手が追いつかない。
これは「見えなければ損」ということではなく、「ある種の人に勝手に見えてしまった」というだけ。お嬢様と言えば金髪縦ロール、というのと同じで「お約束だからわかる」というやつですね。
そんな人が多かったからこそ集団幻覚にかかっているのだと思います。あいつら未来に生きてんな。いや過去か。
帆高が選択した結果、周囲の人たちが何を選択するのか。多分1つ違うだけで物語は様変わりします。
そして「少女か世界か」の選択肢から「少女」を選択した。
物語としては「その結果こうなりました」で終わらせていいんです。
でも終わらなかった。普段ゲームをやっていたら見えなかった「その先」を新海誠監督は描いた。
オタクは好きな作品だと思います。
観賞後のエレベーターの右奥隅で話していた30前後に見える男性のグループは「あと5回くらいは観てもいい」って話しをしていて、それが聞こえたのか左奥隅にいた20過ぎくらいに見える女性のグループは「価値観は人それぞれだよね…」と小声で話しをしていました。
私には男性グループの高校大学時代のゲーム遍歴が見えました。見えないもの、見ちまったな。
閑話休題しようとしても閑話しかなかった
このままだと際限なくとりとめがなくなってしまうのでここまでとします。
花澤香菜さんのオタクと佐倉綾音さんのオタクは出演シーンを意識すると楽しめると思います。
「言の葉の庭」が好きな私としては「そこまで見せてくれなくてもいいのに…こんなに続いていいの…?」という気分になりました。「大丈夫」ではなくて「救われていた」でいいのです。
エロゲオタクは今すぐ観てくれ。
「君の名は。」はそこまで刺さらなかった(円盤は買った)んですが、「天気の子」はめっちゃ楽しめました。また劇場で見てもいいかな。
高井刑事のリーゼントな件に関しては「傷だらけの天使」を見れば幸せになれると思います。親が水谷豊オタクで得をした瞬間です。
あと終盤の陽菜の名前を連呼するシーンで「ジゴゴゴ」思い出してごめん。
ではまた。